ゆず胡椒

万能の薬味であり調味料

大分県西部に位置する水と歴史の小京都、日田。ここで約40年前に生まれたといわれるのがこの「ゆず胡椒」です。
蟻月のゆず胡椒は「ゆずの皮」「青唐辛子」「塩」という本当にシンプルな素材のみで作られます。もちろんその素材は全て生産地である日田近郊で集められるものです。

こだわりの素材

【ゆずの皮】
盆地という、肥沃ながらも一年を通し非常に気温の差が大きいという、厳しい日田地方の自然環境で、品種改良も行われず、生き生きと育った日本在来種のゆずは、通常流通しているゆずとは違い、小ぶりで見た目もかなりでこぼこしています。でも、ほんの少し切り目を入れただけでその辺り一帯にさわやかなゆずの風味が広がるほど香り高く、ゆず本来の持つ風味が凝縮されているのです。
【胡椒（唐辛子）】
地元の契約農家で一つずつ、心をこめて作っていただいた八つ房という品種の唐辛子。これも一般に流通しているものに比べると、少々小ぶりですが、力強い辛さを持ちながらも、ゆずとの愛称が抜群に良い、試行錯誤の賜物です。
【塩（天然海水塩）】
厳選した二つの素材（ゆずと唐辛子）の強力な個性をバランスよくまとめる、いわばクサビ的な役割を果たしてくれる存在がこの天然海水塩です。海水のみから取り出したこの塩は自然のミネラルを豊富に含むことで、塩辛さだけでなくほのかに感じられる甘みが、更に塩としてのバランス、ゆず胡椒そのもののバランスを高めてくれます。